自分が思う「豊か」って何だろう。
田舎に行くと豊かな暮らしができる、というイメージ。全然間違っていないしむしろ、私には当てはまっていると思う。しかし、何を持って「豊か」というのかを自分の中ではっきりさせてから田舎暮らしに挑むことでさらに暮らしは楽しくご機嫌なものになるんじゃないかなって思う今日この頃。
私の中での豊か、は自分がいかに素直でいられるか。美味しいものを美味しいと素直に言う。家族との時間を持ってたくさん笑いたい。デジタル化した現代は便利ではあるけどそれと上手く付き合いながらデジタルなものに支配されない人間性を育みたい。子供たちには生きる力を身につけていってほしい。それをこの身近に大自然がある環境に手助けしてもらいたい。それが「豊か」につながると思っている。
しかしながら、生きるにはお金がもちろんかかってくる。豊かな生活と簡単に口に出すものの、お金がないのではどこに暮らしたって心の余裕は減っていく。上記に書いた豊かな生活を送るために今日はリアルな生活費を考えてみた。
田舎暮らしは生活費が下がる?
そういった意見やネット記事がたくさんあるが、私たち家族の場合はどうかな、とざっと考えてみる。移住前は子供もまだ一人だったので比較が難しい部分もたくさんあるが。。。
下がった費用
- 家賃 77000円 → 20000円駐車場込み(今後も新築を建てる予定なし) (住んでみて分かったのだが今の町の家賃相場は約10000円程度)
- 食費 約55000円 → 約45000円(頂き物や産直市場などで安価に購入ができる)
- 交際費 約20000円前後→ 約5000円前後(週末は都会ではイオンなどに行きがちだった)
上がった費用
- 車関係費用 ガソリン代 約10000円 → 約23000円 (ほとんど行かないけど車で最寄りのコンビニまで15分ほどかかるよ!)
- 高速道路代 約0円 →約10000円(それぞれの実家に遊びに行くため)
- 地区会費 0円 →年間7200円
- ガス代 都市ガス<プロパンガス (人数に変化があったためガス代に関してはこの書き方で失礼します)
ざっとこんな感じ。田舎の方が圧倒的に下がるかと思いきや、交通インフラなどの利便性が地方だとどうしても低下するので生活費が上がる部分もありそんなに大きな差は生まれにくいかなという感想。
お金と素直に向き合う。
しかし移住して「お金」に関しても改めて考えるいい機会となった。以前は何も考えずに勧められた生命保険に加入したり、雨が降ると行くところがないからと言って大型スーパーに行って時間を潰して結果予定外のをしてしまったり。そんなことをしながら、漠然とした将来の不安に駆られ安易に儲かるという文言に引っかかり副業ビジネスなどにお金を支払い痛い目を見たりもした。
一度今までの生活を離れ、収入はゼロからのスタートとなったがその分、時間を手に入れた。そこで今までの自分の行動を見直し、金融の知識を一から勉強した。都会で当たり前だと思い込んでいたことをひとつひとつ本当に必要なものと私には必要ないものを見分けて断捨離していった結果、月の固定費を約60000円程削り、将来に備える投資に回すことができるようになった。
今は第三子が生まれて(妊娠発覚の時は全然想定していなかったので家族全員大慌て笑)その機に定員オーバーとなった軽自動車を売却し、大慌てで中古のファミリーカーを購入したローン残り約270万円とコロナ禍の最中に金融公庫からの融資の返済が残りあと2年半で85万円。不動産を所有していないので負債もかなり少なく済んでいる。新築の家を建てたいとも思っていなくて、現在も空き家バンクに登録をし続けていて掘り出し物の古民家との出会いがないか日々チェックしている。見栄や虚勢は都会に置いてきた!笑